何色使う?29色か49色か。それが問題だ!!
※今回のタイトルはシェイクスピアのハムレット"to be or not to be, that is the question." 「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」をもじってみました。
今回はパステルの色の数のハナシです。
私が使っているぺんてる製のものは49色あります。
他のメーカーさんだと最大で200色ぐらいあったりします。
まぁ、パステル全般に言える話ですが…
画材屋に行くと沢山のオイルパステルがずらっと棚に並んでいて、めっちゃテンションが上がります。
↑こちらはフランス製のオイルパステル「セヌリエ」。全部で200色あります。
そんなに集められないや😅
↑私が普段使っているのはこのぺんてる製のもの。
よく使う色は何本も買っています。
でも、師匠や先輩チョークアーティストからは基本的にその内(49色中)の29色で描くように、といわれています。
最初は「何でこんなにも沢山の色があるのにこの数の色しか使っちゃいけないんだろ?」と思いました。
そうしたら師匠から、「プロは限られた色で見えるもの全てを表現できなければいけないの!」
なんて言われてからは指定された29色で描けるように心がけてます。(いつも絶対ではないけれど)
師匠はストイックですね~(゜ロ゜;ノ)ノ
あ!ちなみにこれだと(色数を抑えると)在庫管理は楽ですよ🎵
絵を描くにはある一定の色数は必要だけど、それ以上はいらない
ということですね!
↑月一でやっているオイルパステルの在庫確認作業。
さて、文字ばかりになったのでそろそろ作品を↓↓
アロワナが水槽で泳いでる🤔?
いや、ちゃんと絵なんです(笑)。
時々リアル画を練習しています。
黒い板に描くとアロワナがくっきり浮かび上がって見えますね。
ちなみにこれも29色の中で描くことができました。
熱帯魚特有の金属光沢感をどうやって表現しようかと悩んだり…(エラの辺りとか)
薄くて繊細なひれはどうしようかな?とか…
でもなんてったって大変だったのは
大量の鱗!
何枚あるんだか…😱
こうやって見るとアロワナって生きる鯉のぼりですよね?
え!?生きたドラゴン?
それは失礼しました!!!!
ここからは上のアロワナの鱗の描き方講座☆
ちょっとはしょって進めていきますが、鱗を一枚例として描いてみます。よかったら読み進めてみてください。
下書きを水色でなぞり、同じ色で中を薄く塗ります。その後水色を右側三分の一にしっかり塗ったら、同じくその左隣をグレーで塗ります。
水色とグレーの間を水色で優しく塗り、境目をなくします。
グレーの左側をカーキ色で塗り、間をグレーでなじまぜます。
鱗の右端を白で塗り、水色となじませます。
端を焦げ茶色で塗ります。
鱗の一部をターコイズと薄紫で軽く塗ります。
右端を黄土色でなぞったら完成です。
使ったのはこの8色のみ。
基本的にこの色だけで鱗を描いていきます。
部位によってそれぞれの色の塗る面積を変えます。
例えば背中側の鱗は水色やグレーは少なめで薄紫と焦げ茶色多めとか。
枚数があまりにも多いからいちいち他の色を使えないです。だってめんどくさいもの(笑)
皆さんもこの大量の鱗地獄を体験してみてくださいね🤣!
って、そんな暇な人私だけかぁ~(爆)
最後まで読んで下さりありがとうございました!